イチョウの特徴と手入れ方法

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イチョウとは

前世紀の植物かと思わせるように、珍らしく強靱な木で巨木となる。
神社、仏閣などで見かける古木は、歷史を物語るように雄大である。
関東の大震災に、また戦災の東京都の焼野原で、火に耐えて翌春力強く芽吹きを見せてくれた強靭な木。
イチョウには雄木と雌木があって、食用になる果実は葉形の異なった雌木にのみ実るものである。
春の若葉がこと美しく、小さな扇を広げたような葉形は可憐である。
昔から髪の形に、また、柄や模様に画かれて親しまれている。
晚秋の紺碧の空に紅葉するころ、樹上も樹下も黄一色、目ざめるような明るさである。
風と共に何万匹かの黄蝶の舞うように散りしきる頃、樹下は黄の絨毯を敷きつめたように美しい。
幼いころの思い出いっぱいという木である。

イチョウのお手入れ

イチョウの植え替え時期

4月中旬頃(2~3年に1回)

イチョウの用土

赤土:六分
黒土:三分
腐葉土:二分

イチョウの芽摘み

春から夏にかけて、良く伸びる枝を摘み込みながら箒立の姿につくる。
太枝の切込みは肉巻きの悪い木で傷口から腐りやすいため、枝の切り口にガムを詰め込んでおくとよい。

イチョウの灌水と肥料

性の強いことは盆栽樹種で随一の木であるため、灌水も肥料も特に注意を要しない。

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